2019年7月に全労働省労働組合の書記の皆様を対象に、「多様な背景をもつ人たちとのコミュニケーション:精神疾患(うつ病)と発達障害を知る」をテーマに研修会を実施しました。
障害の有無に関わらず、「本質的には同じ人」という視点に立って、参加して下さった皆様に精神疾患や発達障害を知る機会にして頂くだけでなく、日々のご自身のコミュニケーションを振り返れる機会にしていきたいと企画をしました。
本研修会の企画にあたっては、日々支援者として障害のある人たちとコミュニケーションをとり、プロとして活躍する職業人の方々とも対話を重ね、現場にしかない沢山の学びや深い知見に触れることが出来ました。そして、その知見は決して「障害のある人」に対してだけ通用するコミュニケーションスキルではなく、お話を伺った職業人の皆さんは、すべての人に同じ姿勢で接し、安心感のある“関係性”を築かれていました。
こうして現場で磨き上げられている知見と、働く人一人ひとりが、どうしたら内的に動機づけられながらイキイキと働くことが出来るのか、動機付け理論の学術的知見を併せながら、講師自身の現場経験をベースに「多様な背景を持つ人たちとのコミュニケーション」について、お話させて頂きました。
講座にご参加された皆様からは、下記のようなご感想を頂戴しました。
(一部、感想を抜粋)
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・資料と合わせて具体紀な話を織り交ぜ説明しいただいてとても理解できました。グループ
ワークでも意見が一致して気持ちよく学ばせてもらいました。
・障害有無にかかわらず、コミュニケーションの基本を教えて頂きました。
・今まで聞いた障害等についての講義の中で一番わかりやすかったです。
・違いを認め合う、尊重する、が一番心に響きました。久々、カウンセリングの講義を受け
ましたが、「安心感」を与えられるような書記になりたいと思います。
・うつ病等の方の特徴がわかり、接し方のポイントがわかりました。今後、相談を受ける際
のヒントになりました。
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ご参加頂いた皆様、ありがとうございました。
これからも、当社では「障害」を、すべての人がそれぞれに持っている“違い”の1つとして位置付け、参加者の皆さんが、その違いを知ることに留まらず、「障害者雇用」を通じて、ご自身の働き方や日々のコミュニケーションに思いを寄せられる研修を企画していきたいと思います。
【全労働とは】
労働行政を担う全国の職場、厚生労働省本省、都道府県労働局、公共職業安定所(ハローワーク)や労働基準監督署で働く職員・非常勤職員で組織する労働組合です。組合員数は約1万6千人で、労働行政で最大の労働組合です。
(全労働ホームページより引用:http://www.zenrodo.com/whats_zrd/index.html)
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